2016-12-09 第192回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
ただ、私自身の少し個人的なことを申し上げれば、フランスはIRSNとか、アメリカの場合にはいろいろな国立の原子力研究開発機関がたくさんありますけれども、我が国は極めてそういう点で貧弱であります。ほとんどないに等しいような状況にあります。
ただ、私自身の少し個人的なことを申し上げれば、フランスはIRSNとか、アメリカの場合にはいろいろな国立の原子力研究開発機関がたくさんありますけれども、我が国は極めてそういう点で貧弱であります。ほとんどないに等しいような状況にあります。
これは、大学の原子力関係の学科がほとんど皆無に近くなっているということ、それから、いろいろな意味で原子力研究開発機関の力量も下がっているということで、非常に心配しております。
この中におきまして、この件につきましては、日本原子力研究開発機構について、安全の絶えざる向上を求めつつ、原子力研究開発機関として課題解決を行う組織に改めるため、高速増殖炉「もんじゅ」の運転管理体制の改革、業務の重点化など、組織体制及び業務の抜本的な改革を進めるとされているわけでございます。
これにこたえるのが我々の使命だというふうに感じておりまして、そういう意味で、我々機構は、日本で唯一の総合的な原子力研究開発機関というふうに位置づけていただいておりますので、私どもができることは何でもやらなきゃいけないと思っております。 本日はどうもありがとうございました。(拍手)
それから、第二点の統合先のお話でございますが、昨年末の閣議決定では、科学技術庁所管の原子力研究開発機関と統合するというような内容になっておりまして、そういう意味では、同庁所管の原子力研究開発機関と申しますと原子力研究所か動燃事業団といういずれかになるということでございます。
○市川参考人 私は、日本の原子力研究開発がスタートして二十年を過ぎましたけれども、その間、当初から原子力研究開発機関の中におりまして、核燃料再処理と関連のある基礎研究に従事してまいりました。そのような現場の研究者という立場から、きょうの問題について私の考えを申し述べたいと思います。